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幸せになろうとして病むパターンに注意【好きを仕事にできるのか】

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どーも、ふじです!

最近、「好きを仕事に」とか「やりたいことだけして生きる」みたいな思想が流行ってますよね。それって確かにもっともらしい主張だと思うし、実現できれば幸せかもしれませんが、質問です。あなたは「好きなことだけして生きたいですか?」


聞いといて何ですが、僕は好きなことだけして生きたいです。でも何事もダークサイドが存在しているのもまた事実。副作用についても知っておくべきです。実をいうと、「好きなことだけして生きる」「後悔のない人生を」みたいなことをいう人ほど、ストレスが多かったり、燃え尽き症候群になるケースが多いです。ということで今回は、幸福を求める人が陥りがちな罠についてお伝えしていきます。

幸せを求めて精神を病むケースがある。

心理学者 ルイス・アローロ
 

3つのケース

①幸せに取りつかれる

②他人と比べすぎる

③スケジュールに空きがない

 

①幸せに取りつかれる

最初は「好きなことをしたい」と思っていたのに「好きなことをしなければいけない」という脅迫観念に変わってしまうケース。こうなると、好きなことをできないのはダメなことだ、悪だ。というふうに自分を追い込んでしまい、義務に追われる人生に転落してしまうことになります。

こうなってしまっては、実に本末転倒きわまりないですよね。義務に追われるがあまり、うつ症状が出てきて燃え尽きるということになりかねない。

また、この価値観が染みついてしまうと好きなことができていない人がダメな奴に思えたり、見下してしまうようになるという恐ろしさもあります。


②他人と比べすぎる

言わずともわかることかもしれませんが、他人と比べると幸せになれません。常に上には上がいるもので、「自分はまだまだダメだ。まだまだ足りない」と自分を認めることが難しくなってしまいます。

他人と比べてしまう人は、幸福度が下がる傾向があるというのも研究で分かっています。SNSなんかでありがちなんですが、他人のうらやましいところばかりが目に付いてしまい、自己嫌悪に陥ってしまったことはありませんか?

SNSでは、わざわざ自分に都合の悪い投稿なんかしないので、必然的に良いところばかりが見えてしまうというわけです。ほかの人もあなたと同じで、いいことも悪いことも両方経験しているはずです。


③スケジュールに空きがない

忙しいとどうなるか知っているでしょうか。忙しい=脳が忙しいと感じている状態です。主に前頭前野という部分に負荷がかかってしまい、焦りや不安の感情が増幅してしまったりということに…。

そして、暇な時間がないと、落ち着いて考え事をしたり、新しいことを思いついたりする時間が取れなくなってしまいます。また、幸せをかみしめる時間が取れないので、何のために楽しいことをしているのかよく分からないということになってしまいます。結果としてパフォーマンスが下がり、幸福度が上がらなくなってしまいますよね。うつや燃え尽きの原因にもなりえます。

とくに、「今を生きよう」とか「わくわくする人生を」みたいにいつも興奮しているとドーパミンが出すぎて、脳が休まる時間がないので健康上よろしくないです。



まとめ

そんなこんなで、わりと過激な内容だったかもしれませんが、何事もバランスが大事ということを再認識できたでしょうか?

極端すぎると心身ともに負担になってしまいますので、休む時間や幸せを噛みしめるための無為な時間もスケジュールの一部にしてみるといいかもしれませんね。


それじゃ、またね!

 

 

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ふじ

(元)経験年数4年のメンタル系作業療法士。パーソナルカウンセリング・コーチングの経験を経て独立。現在、自由人。「個人が自由に生きる」ことをテーマに、メンタルの整え方や心理系スキルについての発信をしています。

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