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【長期目標の立て方】自由人になるために長期的視点を持った方がいい理由

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どーも、ふじです!

 

今回は、自由な人生を送るためになぜ長期的視点が必要なのかというお話をします。

 

多くの人は、目先の利益に飛びついてしまうというのが現状なわけで、どうしても短期的にものごとを考えてしまいます。これは人間の脳の構造上しかたないところではあるんですが、だからこそ自由には程遠いんですよね。

 

これが悪いとは言いませんが、のびのびと生きたいのなら、ちょっと考え直す必要がありそうです。

 

まずは、脳の構造上のしくみと、短期的に考えるというのはいったいどういうことなのかというところからご説明していきますね。

 

今回はちょっとばかり長くなりますが、あなたが自由なマインドセットを身につけていくうえで、かなり重要な部分なのでメモ帳を用意して読んでいただくとGood!です。

人間の脳の構造とは

ということで、本題に入る前にまず基本的な脳の構造を理解して、長期的に考えるというのはいったいどういうことなのかということを理解していきましょう。

 

まずこちらをご覧ください。

日経BP社

 

この図は何かというと、人間の脳の大まかな分類です。

 

上から順に、大脳新皮質、大脳辺縁系、脳幹という順にならんでいます。勘のいい方はもうわかってしまったかもしれませんが、これらは脳の「役割」の違いをベースに分類された簡易図になります。

 

ちなみに、動物や恐竜の挿絵が入っていると思いますが、大脳新皮質は別名「人間脳」、大脳辺縁系は「哺乳類脳」、脳幹は「爬虫類脳」とも呼ばれます。1960年代に脳進化学者であるポール・D・マクリーンが「脳の三位一体論」という仮説を提唱したことから広まった概念です。

 

だからなんなのだ、ということなのですが、簡単にそれぞれの脳の役割を説明すると以下のような感じです。

●3つの脳の特徴

【爬虫類脳】
生命維持のための「本能
心拍、呼吸、摂食、飲水、体温調節、性行動、安全意識

【哺乳類脳】
衝動的な「感情
喜び、怒り、恐怖、愛情、嫌悪、仲間意識

【人間脳】
論理的で未来的な「思考
知能、記憶、言語、創造、倫理、目的意識

 

脳幹「爬虫類脳」

古い脳と呼ばれる爬虫類脳はどの生き物にも備わっている部分で、上記の表のように生きること全般を制御しています。なので、おなかが減ったらご飯を食べる、のどが乾いたら水を飲むとかいった行動ができるのはこの原始的な脳機能のおかげというわけです。

 

また、この脳領域はある一定のパターンに従って自律神経系をコントロールしているので、融通が利きません。たとえば、身体が熱くなると元の温度に戻ろうとして汗をかきますよね?いや、自分はまだ熱いままでいたいんだ!と思っていたとしても逆らうのは無理です。

 

生きるために必要な最重要な脳であるために、僕らの脳の中でかなりの権限を持っています。そのためか、経験則にのっとって行動し、新しいことは受け入れるのが苦手です。

 

この脳の特徴である「安全意識」、安全にいるためには結果がどうなるか分からない未知のことは排除して、今までと同じことをしていたいと思うようになるんです。(いや~自由じゃないですね・・・僕こういう人苦手かもです)

 

では、次!

 

大脳辺縁系「哺乳類脳」

爬虫類脳の次に古いのがこの哺乳類脳です。おもに、海馬や視床、偏桃体といった領域があり、ざっくり説明すると「喜び、怒り、恐怖、愛情、嫌悪」といった衝動的な「感情」をコントロールしています。

 

この感情の領域があるために犬や猫などの動物は、ヘビやトカゲと違って感情豊かでいられるんです。この「感情」があることで群れで行動することができるようになりました。文字通り仲間意識が芽生えてきます。

 

この動物的な脳の機能によって、僕らは誰かと仲良くしたいとか、優しくされたいとか感じるというわけです。

 

大脳新皮質「人間脳」

この人間脳は僕らの脳の中で一番新しい部分で、別名「新哺乳類脳」とか「理性脳」とも呼ばれます。

 

右脳とか左脳とよばれる領域はここに分類されるんです。(学習能力、記憶能力、創造性、空間構成能力、言語機能などがあって高次脳とも呼ばれたりします。この観点からすれば、爬虫類脳は低次脳に分類されます。)

 

この人間脳の機能によって、目標や計画を立てたり、先の予測をすることができます。(僕は目標や計画を立てるのは苦手なので人間脳が弱いのかもしれません)

 

いわば、「考えるための脳」と言えましょう。僕らは考えることができるので(思考能力)、もっとすごいことをやってのけたい!とか、もっと成長したい!と思えるんです。

 

(うーん。なんだかダニエル・カーネマンのファスト&スローを思い出すなぁ・・・)

 

ただ、大事なことをまだ伝えていませんでした。この比較的新しい人間脳は、原始的な爬虫類脳や哺乳類脳と比べると機能としてかなり弱いのです。だから、疲れていたりすると感情的になったり本能的になっちゃったりするんです。イメージ、爬虫類脳と哺乳類脳が9割以上で人間脳は1割以下です。

 

ということは、ですよ。

 

自由になるためには、この人間脳をうまく操る必要があるのに、生理的にそれが難しいわけです。だからマインドセットが重要になるんですよね!(いや~、この一文にたどりつくまでの前置きが長いのなんのって・・・)

 

古い原始的な脳とうまく付き合いつつ、より豊かになるためには、成功している人(つまりすでに自由を実現できてる人)のマインドセットに学ぶ必要があるんですよね。

 

え~っ、なんか自己啓発みたいでキモイよ~(宗教っぽいよ~)と思う方もいるかもしれませんが、わかります。僕もこういう「原理原則」みたいなノリは嫌いです(笑)

 

でもよく考えてください。うまくいってる人から学ぶのは効率がいいし、みんなそうしてるんですよ(これをモデリングといいます)なので、気持ち悪くて嫌なとこ以外は参考にしていいと思うんですよね。その辺はあなたの自由なので任せます!

 

では、本題に入っていきましょう。

 

長期的視点はじつは持ちにくい

人類600万年の歴史から見れば、今の文明なんていうのはほんの一瞬です。西暦でもまだ2000何年しかたっていませんよね。

 

ということは、現代において必要と言われる長期的視点というのは、今だほとんどの人が持ち合わせていないといっても納得できます。

 

というか、僕らというのは本能や遺伝子レベルではまだまだ原始人とさほど変わりないんですよね。だから、無意識に短期的視点で行動してしまいます。

 

ただ、自由になるためには長期的視点というのがどうしても必要になってきます。だって、目先の利益にばっかり惑わされてしまうから、いまだに「1クリックで〇万円」とか「秒速で〇億」という広告に飛びついちゃうんですよね。

 

実際にまだ、そういう広告が根強く生き残っています。僕らがみんな長期的に考える人だったら、そんな商材なんか買わずに、ふだん食べてる食べものとか、飲み物とかに投資すべきじゃないですか。僕らがやってしまう行動というのは、ほとほと非合理的なんですよね。

 

長いスパンで考えられるようになるには、目的を持つことがやっぱり必要です。方向性が決まることでやるべきことが分かるし、逆に目的に合わないことはすぐやらないと決断できるのです。

 

ということは、まず最終的にどうなりたいのかということをある程度明確にしておく必要があります。これが一番最初にやることです。そうすることで何をどれだけやればいいのかが見えてきます。

 

つまり、目の前のことに反応してすぐに飛びついてしまうのではなく、これは自分にとって必要なことなのか?と考えることができるようになるということです。

 

では、目的とか長期目標の決め方を学んでいきましょう~と言いたいところですが、その前に今現在のあなたがどこまで長い目でものごとを見ているのかがわかる簡単なテストをしてみましょう。

 

長期的視点を持っているかどうかが分かるテスト

では、さっそくテストをやってみましょう。

 

想像してください。

 

あなたは、ある喫茶店のテーブル席についていて、注文したコーヒーがくるのを待っているところです。

 

1人で席に座っているあなたは、なんだか物思いにふけっているようです。

 

どうやら、コーヒーを飲んだ後のことについて思いを巡らせているようなのですが、いったいあなたは何を考えているのでしょうか?

 

 

「あなたは、何について考えているのでしょうか?」

 

 

どうでしょうか?答えは思い浮かんでますか?

 

 

何について考えているのか、ひとつ決めたらこの先に進んでください。

 

 

はい、では答えです。

 

 

じつは、何について考えているのかということは、このテストではあまり重要ではありません。ポイントは、どれくらい後のことについて考えているかということが重要です。

 

もし、コーヒーを飲みながら、友達と待ち合わせしているとかだったら、かなり短期的に考えてしまっています。

 

数年後の未来について考えているとかなら、長期的にものごとを考えているということです。

 

いかがだったでしょうか?長期的に考えていましたか?(ちなみに僕は「西暦が終わったら次はどんな時代になるんだろう」でした。数千年単位のスパンで考えるなんて、そりゃ物思いにふけるでしょうね、なんとファンタジーな笑)

 

もし短期的に考えてしまったという方も安心してください。これで未来が決まるわけないですし、ほんの遊びのようなものです。

 

大事なのはこれから長期的思考をできるかどうかですから。(では、注文したコーヒーが来たようなので一口飲んだら、実際に長期目標を立てていきましょう。)

 

長期目標を決めるときのポイント

長期目標を決めるときに重要なのは柔軟性(フレキシブルさ)です。これは目標に幅があってゆったりとしているかどうかということです。

 

つまり、目標の大まかな方向性だけを決めておくことが重要となります。

 

よく、目標はできるだけ明確にするようにと自己啓発好きの方が言ったりしますが、正しくありません。なぜなら、長期的な目標になるほど、予測通りの結果になる可能性は低くなりますし、途中で目標が変わってしまうこともあるからです。

 

また、大きすぎる目標というのも考え物です。2011年のデューク大学の研究では業績の低いダメな人ほど大きな目標を掲げているパターンが多いということが分かっています。今の自分が頑張って達成できるくらいのスケール感がちょうどいいです。目標は幅を持たせておいていつでも変更・修正できるようにしておきましょう。

 

他にも、ハーバード大学の調査では大きな目標を立てるほど失敗しやすくなったり、短期的な利益を求めるようになるとか、目標のための手段を選らばなくなって不正に手を染めるようになってしまうということが分かっています。

 

なので、ある程度の余裕を保ちながら、途中で目標を修正しても支障がないように、現実的で幅のある目標を立てておくことをおすすめします。(長期目標は数年単位で立てましょう。たとえば5~6年くらいとか10年くらいとかですね。この辺は目標のスケールに合わせて期間を設定しましょう。)

 

ここにきてこれを言ったら、元も子もないですが、長期目標それ自体が重要なわけではないということに注意してください。目標とは予測です。予測を立てることで何をどのくらいやった方がよくて、何をやらなくていいのかということが分かれば十分なのです。だから、ざっくりとした方向性さえ決めておけばそれでいいというわけです。

 

あとは基本的に目の前の重要なことに集中していくのみです。

 

※短期目標を決める場合は別の視点が必要です。
短期目標の設定のしかた「if then プランニング」

 

迷ったら長期

どの選択にするか迷うなぁ~ということはよくあることです。ただ、そのときにどれを選べばいいかというのはもう言わなくても分かりますよね?

 

そうです。長期的に見て利益になるものを選ぶ、です。

 

長期的に論理的に考えてこそ、人間の業なのです。短期的な利益に飛びつくのはトカゲでもできます。

 

「迷ったら長期」というのは、より人間らしい脳を育てていこうという意味でもあります。自由という人間の特権を目指すのなら、それにふさわしい人間性を育てていこうではありませんか。

 

今回はこのへんで。

 

それでは、また。

 

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ふじ

(元)経験年数4年のメンタル系作業療法士。パーソナルカウンセリング・コーチングの経験を経て独立。現在、自由人。「個人が自由に生きる」ことをテーマに、メンタルの整え方や心理系スキルについての発信をしています。

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