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催眠術のやり方を解説【1時間くらい練習すれば誰でも簡単にできる】

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催眠術に関する3つの誤解

まず、催眠術に関して理解しておいてほしいことがあります。

というのも、催眠術というのは、怪しいというイメージや、人を操るというイメージが先行してしまっているのです。

これは間違った認識です。

これから催眠術を習得したいと思っている人はとくに理解しておいてほしいことが3つあります。

 

催眠術で人の心を操ることはできない

催眠術というのは、人の無意識に働きかける技術です。

なので、催眠をかけられる相手が嫌がっていることを強制することは理論上不可能です。

 

つまり、「私のことを好きになりなさい」とか「犯罪を働きなさい」といった倫理に背くような指示は通りません。

 

いやテレビで「私のことが好きになる。離れたくなる。」っていうのを見たんだけど・・・

という人がいるかもしれませんが、あれはエンターテインメントとしての正常な反応です。

もちろん心から催眠術師のことを愛しているわけではありません。

 

人の心を操りたいのであれば催眠ではなく、マインドコントロールの理論を学ぶ必要があると思います。

 

催眠術は簡単にできる

催眠術には、難しいとか神秘的なものだというイメージがあったりしますが、一般の人でも練習すれば1時間くらいでできるようになります。

もちろん、催眠の難易度はありますが簡単なものならすぐにできるようになるでしょう。

 

というのも、催眠術と同じことは誰でも日常的に経験しているからです。

たとえば、部屋が暑いと思って手で仰いでいたら、近くにいた人がエアコンをつけてくれたということがありますよね。

これは、「暑いから涼みたい」という暗示を相手に与えたということになります。

 

このように、催眠は誰でも経験しているし、少しばかり練習すればだれでもできてしまうモノなんです。

意外でしたか?

 

催眠術は超能力の類いではない

やはり、催眠術というのはどうしても魔術的なイメージが付きまといます。

オカルトの一種だと誤解している人が勘違いしている人が多いのもすごくよく分かります。

 

だって、催眠術師の人ってどことなく怪しいし、胡散臭い人が多いですよね。

僕もそう思います。

 

宗教の教祖っぽい人とか普通にいますしね・・・

見た目で決めつけてはいけないと思いつつも、第一印象のクセが強い人が多いのでしょうがないところもあります。

 

ただ、これは覚えていてください。

催眠術というのは、もともとは精神医学的なアプローチとして発展してきた歴史があります。

 

心の病気を治すためのものです。

なので、今でも催眠療法という治療が存在していますし、適応のある人にはきちんとした効果も確認されています。

 

催眠術は超能力やオカルトの類いではなく、心理学的な技術なのだということをしっかり覚えておいてくださいね。

 

 

催眠術に才能や熟練が必要ない2つの理由

催眠術に関する誤解が解けたところで、お聞きします。

催眠術をかけるのに、特別な修行や訓練が必要だと思っていたりしませんか?

 

じつは、そんなに難しくはありません。

かんたんな催眠なら、先ほど述べた通り、日常的に使っていることがあります。

 

催眠術は暗示である

スポーツの大会や何かの発表会が始まる前に「自分はできる!できる!」と言い聞かせたり、てのひらに「人」の文字を書いて飲み込むという儀式をみかけたことがありませんか?

 

これは自分に対する催眠術です。

自己暗示というテクニックですね。

 

これに技術とか訓練は必要ないですよね。

単なる気の持ちようです。

催眠術師はこれを利用します。

 

じつはこの「自己暗示」を相手に対して与えているんです。

なので、催眠術を「かける」というよりは、催眠状態に「導く」というニュアンスのほうが正しいです。

 

今、ニュアンスという言葉を使いましたが、じつは「ニュアンス」が大事です。

催眠を施す際は、相手にそれとなく意味が伝わればそれでOKです。

 

途中でセリフを噛んだり、詰まったりしても全然問題ありません。

 

催眠術はわりと単純である

催眠術が難しくないという理由は簡単だからです。

無意識の領域に効果的な暗示を与えるだけです。

 

基本的な原理さえ知っておけば誰でも簡単にできます。

 

 

催眠術の3つのステップ

催眠術の本やセミナー等を勉強したことがある人は分かると思いますが、難しい理論や脳の知識を説明されることが多いです。

なので、覚えることが多く難しいものだと思う人も結構多いです。

 

ただ、覚えるべきことは基本的に次の3つのステップだけです。

 

ラポールを築く

ラポールというのはざっくりいうと「信頼関係」のようなものです。

対象者との信頼関係ができていないと基本的に催眠はかからないと思ってください。

 

例えば、あなたが風邪をひいて病院に行ったときに、お医者さんがろくに問診もせずに「はい、これとこれとこれをお薬出しとくんで飲んどいてね~」と言われて、嫌な気分になったとします。

そうすると、疑いの気持ちが生まれてきますよね。

咳やくしゃみは出てないから、この薬は飲まなくていいんじゃないか?となってきますよね。

これはラポールがうまく築けていないパターンです。

 

けど、いつも見てもらっているお医者さんなら、「これとこれとこれを出しとくね~」と言われても、安心して薬を飲めますよね。

 

このような、医者と患者の関係に習って、催眠術師と対象者の関係を築くということです。

べつに仲良くなれとか信頼しろということではありません。

 

催眠にかかっても大丈夫なのだという、安心感と催眠に対する期待を相手が感じてくれれば大丈夫です。

 

潜在意識に働きかける

潜在意識に働きかけるには、相手の警戒を解いておかないとできません。

そのためにラポールを築く必要があるんですね。

 

そのあとは、対象者に対して軽い暗示から入れていき、徐々に深い暗示を入れていきます。

ここは、いろいろなやり方があるのでとりあえずそういうものなのだと理解しておいてください。

 

催眠術を解く

最後にきちんと催眠を解いてあげないといけません。

対象者が「このまま放置されてしまったらどうしよう」と思うこともありますので、こういった不安も与えないようにした方が丁寧です。

 

基本的に、永遠に催眠状態になるということはあり得ないので、放置してもしばらくすると自然と解けます。

また、一回寝て起きると解けてしまいます。

そういうものなのです。

 

 

それでは、また。

 

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ふじ

(元)経験年数4年のメンタル系作業療法士。パーソナルカウンセリング・コーチングの経験を経て独立。現在、自由人。「個人が自由に生きる」ことをテーマに、メンタルの整え方や心理系スキルについての発信をしています。

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