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【うつ 不安 神経症】虚無感を改善するために必要な人生の意味

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どーも、ふじです!

あなたは「自分はからっぽだ」

「生きる意味が分からなくなった」

という感情に苦悶したことはあるでしょうか?

僕は、よくそういうことに悩んでいたのですが、現代人ならこんな悩みに辿りつく方も割と多いんじゃないかなと思います。

そこで、今回はなぜ人生に迷うのか、その理由について一緒に考えていきたいと思います。

なぜ人生の意味に迷うのか‐人生とRPGの違い

あなたはロールプレイングゲームをやったことはありますか?僕は、小・中学生の頃は毎日、何時間もキャラの育成に明け暮れた経験があります。

おそらく、あなたも何かしらのゲームに熱中した経験があるんじゃないでしょうか?

ここで疑問に思うのが「なぜゲームに熱中してしまうのか」ということです。

僕がやったゲームはどれも「目的が明確」でした。魔王を倒すことだったり、お姫様を救うことだったりと何かしら「これは外せない」という目的があります。

そして、魔王を倒すためにレベルを上げたり、仲間を見つけたり、必要な道具、武器と一つづつ目的に近づいていきます。

この目的に到達するまでの過程が楽しかったりするし、いつの間にかゲームに没頭しています。

心理学者のミハイ・チクセントミハイは充実感を感じるために必要な要素の一つに「目的が明確である」ことが重要だと述べました。「難易度が適切である」ことや「フィードバックがすぐ得られること」など他にも重要な要素があるのですが、売れるゲームはこれらの要素を上手に取りいれています。

それに対して「ひとの人生」にはこのようなプログラムはされていないし、自分で人生を切り開いていかなくてはいけません。まさにプログラマー初心者の状態だというのにです。

だから人生では、プログラムエラーやバグが付きものです。僕らはそういう予期せぬトラブルとも付き合っていかなくてはいけません。

そして、一番の問題点は「誰も人生の目的を教えてくれない」ことですよね。

何のために働くのか、何のために生活するのか、何のためにこんなにつらい思いをしているのかと「生きる意味や目的が分からない」状態で生きていくということになってきます。

ゴールのないマラソンを走れるか?

マラソンは42,195kmを走り切ればゴールです。ゴールまで走りきるために、ペース配分を考えたり体力をつけたり、色々な戦略を練ります。

でも、人生のゴールというのは誰にも分りません。つまり人生は、どこに向かってどれくらい頑張ったらいいのか分からないマラソンのようなものだといえます。

だから人によっては途中で走れなくなったり、倒れてしまったり、思わぬ場所に辿りついてしまうということがよくあります。

人生でこういうマラソンを走っている人は無駄に疲れて消耗してしまいます。

これではいけないので、目標が大事になってきます。

とりあえずの目標でもいいので人生というマラソンを走るための理由が必要です。

目標設定のしかた

3つの価値‐意味を見出す3つの方法

第二次世界大戦のさなか、ナチスの強制収容所にとらわれ、妻や友人・家族を失いながらも生き残ったヴィクトール・フランクルは人生には3つの価値があることを述べました。

市井の人の価値体験の現象学的分析から、「創造価値」「体験価値」「態度価値」の3つの価値範疇が抽出できるでしょう。

ヴィクトール・フランクル:意味への意志より

四六時中「死」と隣り合わせの4年間を過ごしたフランクルは、人生の意味において鋭い洞察をしています。

これから、その3つの価値というのを見ていきましょう。

創造価値

何かをしたり、創ることの中に意味を見出すということです。

例えば人に喜んでもらえる商品やサービスを提供しようとすることは、この創造価値を満たします。人は生産することに意味を感じます。

物を買って豊かになろうという気持ちも、「人生を快適に創造すること」に含まれます。

体験価値

何かを体験することの中に意味を見出すということです。

誰かを愛するというのは体験価値を満たします。家族団らんで楽しい時を過ごしたり、どこかに遊びに行くというのも体験価値です。

そして、体験によって得られる価値は、創造することよりも大きな価値を感じます。よく「物を売るな体験を売れ」といわれるのも納得ですね。

お土産なんかは、モノに関連した記憶を呼び起こすのに役に立つので、「体験価値」が含まれます。

態度価値

これは、ある状況に対してどう対応するかによって決まる価値です。

例えば、あなたがレストランで食事をしていると、ウェイターさんが水をぶちまけてしまったなんていう経験はだれしも一度くらいはあるんじゃないでしょうか。

そういうとき、あなたならどう対応しますか?答えは十人十色ですが、「誰でもミスはするものだから」とやわらかい態度をとる人は、態度価値という尺度において価値が高くなります。

態度によって生まれる価値は、場合によってはどうすることもできない絶望的な状況にも意味を見出すことができます。重要なことは、死や別れなどの人が避けることも変えることもできない運命に直面したときに取る心構えと態度なのです。

それによって「苦しみ」さえも一つの業績に転換することができるという特徴があります。人生の意味とは、必ずしも幸せなものとも限らないということがお分かりいただけるでしょうか?

また態度価値は創造することや、体験することよりも価値が高いという結果が出ています。

人生の意味・目的

今回はわりと抽象度の高い内容でしたが、人生の意味に対する理解は深まったでしょうか?

人生の価値というのは誰にも決めることができないもので、過去にも多くの学者や哲学者が頭を抱え、いまだ結論の出ていない問題です。

とても根深い問題なのですが、大事なのは自分なりの答えを持っていることです。そのために、あなたは人生でどんなことをしますか?

あなたの人生が一刻も早く、意味あるものに変わることを願っています。

それじゃ、またね!

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ふじ

(元)経験年数4年のメンタル系作業療法士。パーソナルカウンセリング・コーチングの経験を経て独立。現在、自由人。「個人が自由に生きる」ことをテーマに、メンタルの整え方や心理系スキルについての発信をしています。

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