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本当の価値観(コア・バリュー)を見つける方法【4つのワーク集】

更新日:

ぬこ
自分の価値観がよく分からなくてツラいんだよなぁ~

 

その悩み、今日解決しましょう!

 

まず始めに、僕たちの行動を支えているものは何かというと、個々人のもつ「価値観」に他なりません。何をするにも、この「価値観」というものが考え方や感じ方、行動までも左右してしまいます。

 

心が傷つきやすい原因は「価値観」であり、退屈に感じてしまうのも「価値観」。ぜんぶ価値観がベースとなっています。

 

では、あなたが自由になれない原因は?自分らしさを発揮できない原因は?

 

そう、価値観です。

 

自分の本当の価値観(コア・バリュー)に従って生きることで、自分らしく、もっと自由になっていくことができます。

 

ふじ
かなり詳しく解説しています。自信あり!

 

というわけで、価値観を見つけるための5つの方法を用意しましたので、さっそく見ていくことにしましょう。

 

 

シュプランガーの価値類型論

ドイツの哲学者、心理学者、教育学者であるエドゥアルド・シュプランガーは人間の価値観には、6つのタイプがあるとしました。

 

あなたの価値観は、6つのうちどれに一番当てはまるでしょうか?

 

 

こちらのサイトでは簡単に診断できるようにテストがまとめられています。
【6つの価値観でタイプがわかる】シュプランガーの価値類型論診断

経済志向型

経済志向型(Economical intention type)

物事の経済性、功利性をもっとも重視する。財力や経済力をポイントにして、物事を判断するのが経済型の特徴です。

たとえば、資産家で絵画を購入するのは、投資のためであり、芸術を愛しているというよりは、人の関心や金銭を得る手段のために購入しているです。資格など勉強をしたり知識を得るのも、何かを得るための手段なのです。

人を評価するのも、相手が金持ちかどうか、利用価値があるかどうかなど、自分への損得で見る傾向が強い人です。考え方は実際的で、現代的なドライさを持っており、利己主義的な性格と言えます。

裕福さや財力が最大の興味、気になるところですから、見栄を張って着飾ったり、装飾品にきらきらしたものを付けたりする一方で、妙にけちけちしたところもあります。とにかく、お金や財産の獲得が人生のテーマですから、生活や考え方に情緒性がなく、友達との付き合い方も、けちとか、ドライと言われますが、無駄のない生活を実行します。

 

理論志向型

理論志向型(Theoretical intention type)

物事を客観的に見て、論理的な知識体系を探求することに価値観を置く。世の中や物事を、客観的に眺め、理論的に解釈、説明しようという人が理論型と言われています。

好きとか嫌いといった感覚ではなく、客観的で冷静な判断をモットーとし、それを理論として、また体系とするのに大きな価値を置いています。具体的な出来事や状況にはあまり興味がなく、実生活への適応力は乏しいと言えます。現実的なことより、普遍的なことに、思いは常にいっています。

従って、政治や芸術への関心も薄いという傾向にあります。感情や感性を考えの中に導入しませんから、クールで、個人主義的な一面をのぞかせます。自分の研究や興味分野に徹底的に集中して生きる面があります。

他人への思いやりや同情心が少なく、温かみのない人間とみられています。理論や体系にすべてを押し込もうとするため、他人には妙な屁理屈に思われたり、頑固な人に見られることもあります。

 

審美志向型

審美志向型(Aesthetic appreciation intention type)

繊細で敏感であり、美しいものに最高の価値をおく。感覚をとにかく大切にし、妥協しないで最高のもの(美)を求めようとするのが審美型です。

敏感で、繊細な神経と感覚の持ち主で、とことん、こだわりのある生活や人生を志向します。生きる目的は、自分の感性を満足させられる、最高の美を追求するというわけです。

実際の生活や社会には関心がなく、理論的に、また客観的に物事を考え理解しようとはしません。現実そのものを、ベールに包んで眺めてもいます。実際から遊離した状況でも、自分の美学は、最後まで大切にします。従って個人主義的になり、人からの束縛を嫌います。自由が自分の美学を維持する重要な要素であり、自分の行動に酔って享楽的になったり、無秩序的な世界を賛美したりします。

芸術やファッションの世界で、斬新な感性を表現する人も多くいますが、現実生活との矛盾に孤立し、さらに自分の世界にこもる結果にもなります。

僕はこの「審美志向型」でした。

 

宗教志向型

宗教志向型(Religion intention type)

神への奉仕、神秘的なことへの興味を価値に置く。多神教の日本人には、現れにくいタイプかもしれませんが、特定の宗教へ関心があり、信仰している人に現れる類型です。

宗教型といっても、すべて職業的に宗教に係わっているということではありません。絶対的な神を求め、恵みや愛を拠り所や救いにして、人生を生きていくタイプです。神や仏に対して、敬虔な気持ちを持ち、愛や思いやりを大切にし、華美な生活を戒め、節制した、誠実な生活を志向します。

僧侶や牧師のなかに、この宗教型を多く見いだすことができます。また、心からボランティアに奉仕したり、信心深く、真面目に生きていくことに価値や愛を見いだそうとする人です。

しかし、宗教や慈善的行為を金儲けや権力の手段にしている人も多く見受けられます。おそらく、このような人たちは、宗教型と言うより、タイプとしては経済型であり権力型と言えます。

神や仏の大きな力にこだわり過ぎ、狂信的になり、厳しさを相手に求めたり、逆に自虐的になったりする人もいます。神秘性の部分にのめり込み、それがすべてであると信じるのは、大変危険な行為であると認識しましょう。

宗教的回心で、人生の目的たかめられ、生きがいを持つことができたという人はおおく、宗教心理学の分野において中心的分野でもあります。

 

権力志向型

権力志向型(Power intention type)

権力を求め、他人を支配しようとする。権力を持ち、それを行使することが最大の喜びであり、目的なのが権力型です。とにかく、人を支配し、命令しようとするタイプです。

勉強や努力は、人より優れたい、自分が他人より優位にたてる材料としてあるだけです。芸術への関心もしかりです。会社や地域にいる周囲の人も、自分の権力獲得や、権力行使のための存在としか思っていません。周囲への施しも、温かい思いやりや愛からではなく、自分の地位のためです。逆に、その人を侮蔑的に見ていると言えます。

大きな場で上位に立てない反動が、小集団、例えば家族、クラブ活動、会社の課、友人仲間などの場面で、権力型そのものの猛威を振るう結果となります。権力型には、どんな状況でも権力獲得に向かうタイプもいますが、挫折により孤独感を味わいながら、自分だけで自分の能力を讃えるタイプもいます。

権力志向の人は、リーダーシップが高い方だと思いますが、自己顕示欲も高く、人から認めてもらいたい欲求が高いといえます。

 

社会志向型

社会志向型(Social intention type)

人間を愛し、協調していこうとすることに価値を置く。仲間を愛し、同僚を大切にして、一緒に仲良く生きていこうというタイプが社会型です。

他人や地域との調和を大切にして、ときには献身的になることも、いといません。生活している現在を大切にし、生まれた故郷を愛し、平和を重んじる人たちです。

福祉活動や奉仕活動に対して、嫌な顔も見せず参加します。この型の人にとっては、そうすることが当たり前の行為であり、人と協力しあい、何かを達成することに、価値を見いだすのです。他人を愛し、信頼し、皆が向上することが喜びでもあるのです。

社会型は、母親の子供や家族への愛に象徴されると言われます。代償を求めるのではなく、逆に提供することが喜びともなるのです。皆と協調的であるため、八方美人的に見えますが、根っからの利他主義者で、勝つか負けるかの強烈な経済活動や政治活動には向かない人たちです。

優しい反面、人から利用されたり、損な役回りが回ってくることもあります。不満に思うことがあれば、相手にはっきり断わることも大切です

参考:E・シュプランガー「生の諸形式」(1914)

 

注意してほしいのは、これらの価値観はみんなそれぞれ持ち合わせているということです。なのでどの価値観が強いか?という視点でみていくのがおすすめです。

 

また、こちらのサイトでは簡単に診断できるようにテストがまとめられているので、心理テストを受ける感覚で診断してみてはいかがでしょうか?
【6つの価値観でタイプがわかる】シュプランガーの価値類型論診断

 

診断が終わったら、このページに戻ってきて続きを読み進めてください。

 

フランクルの15の価値観リスト

オーストリアの精神科医、心理学者のヴィクトール・エミール・フランクルは実存分析に基づいた精神疾患の治療に力を入れていたことで有名です。

 

また、独自の治療法「ロゴ・セラピー」は今でも、人生の意味に悩む人を救っています。その中で人生には3つの価値があると提唱しました。

 

その3つの価値観とは、

 

人生の意味をつくる3つの価値観

①創造価値
何かをしたり、創ることの中に意味を見出すということです。
例えば人に喜んでもらえる商品やサービスを提供しようとすることは、この創造価値を満たします。人は生産することに意味を感じます。
物を買って豊かになろうという気持ちも、「人生を快適に創造すること」に含まれます。

②体験価値
何かを体験することの中に意味を見出すということです。
誰かを愛するというのは体験価値を満たします。家族団らんで楽しい時を過ごしたり、どこかに遊びに行くというのも体験価値です。
そして、体験によって得られる価値は、創造することよりも大きな価値を感じます。よく「物を売るな体験を売れ」といわれるのも納得ですね。
お土産なんかは、モノに関連した記憶を呼び起こすのに役に立つので、「体験価値」が含まれます。

③態度価値
これは、ある状況に対してどう対応するかによって決まる価値です。
例えば、あなたがレストランで食事をしていると、ウェイターさんが水をぶちまけてしまったなんていう経験はだれしも一度くらいはあるんじゃないでしょうか。
そういうとき、あなたならどう対応しますか?答えは十人十色ですが、「誰でもミスはするものだから」とやわらかい態度をとる人は、態度価値という尺度において価値が高くなります。

態度によって生まれる価値は、場合によってはどうすることもできない絶望的な状況にも意味を見出すことができます。重要なことは、死や別れなどの人が避けることも変えることもできない運命に直面したときに取る心構えと態度なのです。
それによって「苦しみ」さえも一つの業績に転換することができるという特徴があります。人生の意味とは、必ずしも幸せなものとも限らないということがお分かりいただけるでしょうか?
また態度価値は創造することや、体験することよりも価値が高いという結果が出ています。

過去記事より抜粋

 

 

15の価値観チェックリスト

①創造価値、②体験価値、③態度価値。この3つの価値観をかみ砕いて、より分かりやすいものにしたのが次の15の価値リストです。

 

あなたは、どの価値観にピンとくるでしょうか?自分の価値観に当てはまるものを見つけたら、メモしておきましょう。

 

>価値観の種類

【クリエイティブ価値】
□やりがいをもって働くこと
□新しいものを作ること

【経験的価値】
□自然や芸術などから美しさを経験すること
□愛を感じること

【態度的価値】
□病気や死、喪失のような避けられない出来事に対する態度
□道徳観を重んずること

【関係性価値】
□恋人、配偶者などのロマンチックなパートナーシップ
□親、子どもなどの家族関係
□友情

【達成価値】
□キャリアを積むこと
□個人的に成長していくこと

【レクリエーション価値】
□余暇、趣味を充実させること
□チャリティー、ボランティアに参加すること

【健康価値】
□身体的健康
□精神的健康

引用:Frankle,1963;Vyskocilova et al.

過去記事より抜粋

 

 

コア・バリューノート

コア・バリューノートとは、日記形式で自分が大切にしている価値観を毎日書き出していくというもの。ポジティブ心理学や認知行動療法などで使われるワークです。

 

中心的価値観(コア・バリュー)を日々、意識することで自分にとって重要なことが分かるようになるテクニックになります。

 

手順は次の3つのステップです。

 

①自分にとって重要な価値観を一つ書き出す

先ほどの、シュプランガーとフランクルの分類から選んだ価値観でもいいですし、新しく思いついたものでも構いません。まずは、大切にしたいと思う価値観をひとつだけ書き出してみましょう。

 

例としては以下のようになります。

・家族を大切にしたい

・自由な時間を過ごしたい

・クリエイティブなことがしたい

など

 

あなたにとって重要な価値観は何でしょうか?

 

最初に、価値観を書き出したら、次のステップに進みます。

 

②その日よかったことを3つ書き出す

その日のできごとで「うれしかった」「楽しかった」「充実していた」と感じた3つのできごとを書いていきます。

 

例えば、こんな感じです。

・昔の友達とばったり会って楽しかった

・仕事で上司に褒められた

・新しく買った本が面白かった

など

 

ここまで書いたら、最後のステップに進みましょう。

 

③その日、コア・バリューのために取った選択と行動を書き出す

3つのよかったことを書き出したら、自分のコア・バリューと自分の感性に食い違いがないか確認します。

 

そして、この③のステップでは、コアバリューのために取った選択と行動を書き出します。

 

たとえば、こんな感じになります。

・家族でだんらんの時間を過ごすために早く帰った

・突然の飲み会の誘いを断った

などです

 

もし、大切にしたい価値観と食い違うようであれば、価値観に合っていないということなので、ステップ①で書き出すコア・バリューを設定しなおしましょう。

 

この3つのステップを繰り返すことで、自分にとって重要なことが見えてくるようになり、価値観に沿った行動ができるようになってきます。

 

ある日の実践例

僕が実際に書いたコア・バリューノートの例です。

①コアバリュー
・自由に生きる

②3つのよかったできごと
・近所の川にスッポンがいた
・マズローの激レア本が買えた
・友達の悩みが解決したらしい

③コア・バリューのために取った選択と行動
・飲みの誘いを断った
・1.5万円したけど激レア本を買った

 

この記録からわかる価値観は、

スッポン ⇒ 新しい発見、好奇心
激レア本 ⇒ 収集癖、向学心
友達の悩み ⇒ 共感性

飲みの誘い ⇒ 誘惑に打ち勝った
激レア本 ⇒ 自己投資に惜しみなくお金を使った

 

このような感じでしょうか?こういう記録がたまってくると、自分の価値観が分かってきます。

僕の場合は、「収集」「好奇心」に関する価値観が多い傾向です。また、一人でいることを選ぶことが多いです(寂しいやつ・・・)

 

価値観が明確になっていると、迷いがなくなって生きやすくなります。

 

例えば「新しい事業やるんだけど、手伝ってくれない?」とオファーを受けたとします。しかもギャラも魅力的・・・でも僕の場合は、拘束されると自由に過ごせなくなるので1秒で断ります。

 

 

コア・バリュー・ディターミネーション

バリュー・ディターミネーションは13の質問に答えていくことで、あなたの本当の価値観がわかるワークです。

 

この方法は、世界2000万部のベストセラー「ザ・シークレット」の著者Dr.ジョン・ディマティーニが考案した方法で、今すぐ取り組めるワークになっています。

 

若干スピリチュアルの色のある方ですが、非常に興味深い人です。自己啓発嫌いな方も1度はやっておくことをおすすめします。

(宇宙の法則とかなんとかスピリチュアルなワードが出てくるので、僕は苦手なのですが、勉強にはなります。)

 

メールアドレスの登録が必要ですが、こちらのWebサイトで診断もできます。

バリューディターミネーション・オンライン版・やる気研究所

 

①価値観を特定する13の質問

以下の13の質問に対して「3つ」ずつ答えを書いていきます。(計39)

価値観が分かる13の質問

  1. あなたの周りの空間を占めているものは何か?
  2. 何に時間を使っているか?
  3. 最もエネルギーが湧いててくることは何か?
  4. 最もお金を使っているものは何か?
  5. 最も整理整頓できているものは何か?
  6. 最も規律正しく集中してできることは何か?
  7. 何について最もよく考えているか?
  8. 頭の中で思い描き、現実化に向かっているビジョンは何か?
  9. 自分自身に語りかけるトピックで最も多いのは何か?
  10. 社交の場で最も頻繁に話す話題は何か?
  11. 最も心が動かされる・感動するものは何か?
  12. 一貫してたてている長期的な目標は何か?
  13. 最も学びたいと思うことは何か?

 

②回答のカテゴリー分け

13の質問に答えると、合計39の回答ができるはずです。その回答をカテゴリー別に分類していきます。

 

例えば、僕の例でいうと

・知識を増やすこと
・夢を思い描くこと
・健康を保つこと
・お金のこと
・仕事のスキルアップ

 

などの分類ができました。

今度は、これを集計していきます。

 

③回答の集計

集計するとこんなふうになります。

 

・知識を増やすこと(13)
・夢を思い描くこと(15)
・健康を保つこと(2)
・お金のこと(12)
・仕事のスキルアップ(7)

 

④上位3グループに分ける

先ほどの集計結果をランキングしていきます。

 

僕の場合は、こんなふうになりました。

 

1位:夢を思い描くこと

2位:知識を増やすこと

3位:お金に関すること

 

上位項目になるほど、自分が夢中になりやすいものです。

 

さいごに、価値観を特定していきます。

 

⑤価値観のタイトルづけ

先ほどのランキングにタイトルをつけていきます。

 

僕の場合は以下のような感じになります。

 

①夢を思い描くこと
楽しい未来を想像して、自己実現を追求する

②知識を増やすこと
知識を活用して、人の役に立つ

③お金に関すること
好きな時に、好きなことをするために必要なお金(手段)が用意できる

 

オンライン版だと、診断レポートをメールで送ってもらえるので初めての方には優しいです。

バリューディターミネーション・オンライン版・やる気研究所

 

(セミナー関連のメールが届いたりするので、煩わしいときは着拒したりすればOKです。)

 

まとめ

いかがだったでしょうか?

 

僕も自分の価値観については悩みまくったところです。あなたの価値観を見つける役に立つことができれば幸いです。

個人的なおすすめとしてはバリューノートのワークを毎日やるのがおすすめです。記録が溜まってきたときの充実感がハンパじゃないです。

 

ぜひ、お試しください。

 

ということで、それでは、また。

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ふじ

(元)経験年数4年のメンタル系作業療法士。パーソナルカウンセリング・コーチングの経験を経て独立。現在、自由人。「個人が自由に生きる」ことをテーマに、メンタルの整え方や心理系スキルについての発信をしています。

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