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コールドリーディングまとめ【相手の心に潜り込むための16の手法】

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今回、あらゆる対人関係において劇的な効果を発揮するコールドリーディングのまとめについてお話していきます。

 

まずは、基本を学び、コールドリーディングについての知見を深めていきましょう。

実際の使い方を詳しく解説しているため、記事ボリュームが多くなっています。

そのため、面倒だと思う方は目次をうまく活用されてください。

 

コールドリーディングの全技術をどうぞ。

 

【1章】コールドリーディングの前提知識

コールドリーディングとは

コールドリーディング(cold reading)とは、事前準備をせずに(cold)相手の心を読む(reading)ための話術のことである。コールドリーディングを扱う者のことを「コールドリーダー」と呼ぶ。

 

この技術は手順ややり方について体系化されたものではない。したがって、コールドリーダーの中にはじつにさまざまな人種が存在する。数々のテクニック・理論などを掛け合わせた集合的な話術であるといえる。

 

これがコールドリーディングである。ということはないのである。

 

ノブレスオブリージュ

「ノブレスオブリージュ」とはフランス語で、高貴さには責任が伴うというニュアンスの言葉だが、コールドリーディングにも同じことが言える。

 

「力を持つものは、それに応じた責任と義務を果たさなければならない」このことをよく覚えていてほしい。力を持つものは、正しい行いをするためにこれを行使しなければならない。

 

「刃物」は物を切って加工するために存在している。これをむやみに人に向けてはいけないのとまったく同じだ。

 

コールドリーダーの使命

コールドリーダーの使命はたった一つである。

 

「相手の心を読み、相手のために尽くすこと」これだけだ。

 

たとえば、相手の自己理解を促すために使うのは正しい使い方だ。困難な状況にある人に対して、有効な助言をするのもいいだろう。そうすれば余計な悲しみを減らすことができるだろう。

 

あなたが誰かにとっての救世主たらんことを。

 

コールドリーディングの進め方

では、実際にどんなステップを踏んで、リーディングを進めていくかということを説明する。人によってさまざまに分かれるところではあるものの、基本は以下の4つだ。

 

①情報収集
②信頼関係構築
③ニーズの共有
④希望を与える

 

①情報収集

まずは相手の人物像を把握していく。最初は見た目から推測できるような一般的なことで構わない。年齢は20代か30代か、それ以上なのか。内向的なのか外交的なのかなど。

 

②信頼関係構築

次に集めた情報から推測される一般的な性格について述べ、ヒットを狙っていく。ポイントは、「この人、私のことを分かってくれるなぁ」と信頼を寄せてもらうこと。

 

③主要なテーマを決める

ある程度打ち解けてきたら、やや突っ込んだ内容について触れ、ヒットを狙っていく。ここで、相手にとっての主要なテーマは何なのかを明確にする。

 

④希望を与える

主要なテーマについて、未来の展望を予告し、自分で解決しようと思えるように勇気づける。

 

 

簡単まとめ

・最初はポジティブな性格について言及し
・打ち解けてきたら、踏み込んだ内容に触れ
・最後はポジティブに締めくくる

 

こういうことだ。

 

 

【2章】コールドリーディング序盤

序盤は相手の情報収集をしながらどこにニーズがあるのか探る作業だ。その中で、小さなヒットを当てていくことで、あなたのコールドリーダーとしての信頼を勝ち取っていく

 

これから述べることは基礎となる部分だ。まずは話の取りかかりを円滑にするために相手の性格について言及することをおすすめしている。まずは以下の3つの要素について理解するのがいいだろう。

 

「シュガーランプ」甘美なことばの魔力

人間は進化の過程で、誰彼かまわず信用することの危険性を学んできた。そういう迂闊な人類は生き残ってこれなかったのである。

 

だから、初対面の相手に気を許すなんてことは馬鹿げている。そう、普通なら。

 

この言葉は常識の鉄格子を潜り抜ける魔力を持っている。なぜなら、シュガーランプの使い手は「相手をありのままに受け止めること」を可能にするからである。人の「受け入れられたい」「大切にされたい」という気持ちを汲み取るとどうなるか、こちらが歩み寄るのではなく、あちらから近寄ってくるのだ。

 

シュガーランプとは、「砂糖の塊」を意味する。甘く心地よい言葉という風に理解される。

 

ところで、「アリ」は砂糖の塊をみつけるとどうすると思う?ためしに角砂糖を一つ地面に転がしておくといい。数分後にはアリたちが群がっている光景を目にするはずだ。ある種ワナのようである。それと同じだ。

 

文字通り、相手を「アリ」に見立てて、「ありのままに受け止める」これでいい。少々、寒かっただろうか。それはそれとして、実際にはこんな具合で言葉を投げかけてみるといい。

 

・わりと家庭的なところがあるよね、服にシワがついてないのもそうだけど、結婚したらいいお母さんになると思う。
・普通の人より人を気遣うのがうまいなと思ったんだけど、それもっと鍛えたら社長秘書とかできるレベルだよね。

 

ポイントは相手の姿勢や態度に言及すること。「可愛いね」と結果を言うのではなく「同年代の人よりも肌がきれいだよね、食事とか気を付けてるんじゃない?」のように、プロセスについて視点を向けることが重要だ。

 

すると「そうなのよ。夜9時以降は食べないようにしてるんだよね。」「ほんとはケーキとか毎日食べたいんだけどね。」となってくる。「この人、ちゃんと見てくれてるんだなぁ」という印象を与えることができる。

 

「ジェイクイーズステートメント」ピエロが全て知っている

人間なら、だれもが直面するであろう人生の課題というものがある。例えば、社会人一年目の人なら、仕事に慣れることに精を出すのが一般的だし、恋愛で言うなら価値観の不一致に悩んだり、ひどい別れ方をしたなんていうのは誰しも通る道だろう。

まるで、ふざけた道化の書いた脚本を演じているかのように。

 

ジェイクイーズステートメントは、様々なライフステージで誰もが経験する典型的な問題について言及する方法である。

 

例えば、20代前半の相手に対しては、「自分の本当の魅力が活かせてないと思うときがない?社会に出ると、理想の自分を追い求めることは何だか自分勝手な気がして、抑えてるところがあったりしない?」などと言えば、多くの人は思い当たる節があるだろう。

 

また20代も後半にくると、周りの友人たちが次々と結婚していき、遅れを取っているような気持ちに襲われることもあるだろう。もし結婚しているというなら、共同生活に対する何かしらの不満や、将来の展望に対する不安があってもごく自然な流れである。

 

このような感じで、20代、30代と各世代ごとに経験する人生の通過儀礼のようなものについて言及していくのである。だから大きく外れることがないし、外した場合は「まあ、これから経験したらわかるんじゃないかなぁ」的なことを言えば、この話題からフェードアウトすることもできる。

 

要は当たったらそれでいいし、当たらなければそれとなく別の話題にシフトしていけばいいだけの話だ。

 

自分が言及する可能性のある世代の、ライフステージにおける役割やありがちな悩みについて情報収集しておけば事足りる。

 

「フォーラーステートメント」人類みな同類という事実

あなたは人から好かれたいとか、できれば自由奔放に生きたいと思ったことがないだろうか?実は、こういうことは人間だれしもが思い当たる一般的なことなのだ。

 

さらに言えば、すべての人が衣食住を営み、泣いたり怒ることもあるし、飲み食いしたものは然るべき場所へおいてくるのだ。つまり、人類みな同類ということが成り立つ。

 

フォーラーステートメントでは、もう少し踏み込んだ個人の性格特性に関して言及し、大多数の人が「これは自分の性格とぴったり当てはまっている!」と思うようなことを述べる。

 

1940年代、バートラム・フォーラーという心理学者が発見したことにちなんで「フォーラー効果」という呼び名がつけられた。

 

彼のやった実験の内容はこうだ。学生を対象にした性格診断をおこない、その診断結果をレポートにまとめて学生たちに渡した。そのレポートを読んだ学生のほぼ全員が「自分の性格を言い当てられた。」「誰にも言えないようなことまで見抜かれていた」とコメントしたのである。

 

もちろんタネがある。笑えるのが、学生たちに渡した診断結果のレポートは、すべて同じ内容だった。しかも、その内容はフォーラー氏が売店で購入した、ある雑誌の占いコーナーから丸パクリした文章だったのだ。

 

さらに、30年後にも同じ実験をしたところ全く同じ結果になったという。つまり、人は根源的に自分の経験に当てはめて考える傾向があり、過去の記憶とマッチングさせながら判断するということがこの実験で明らかになった。

 

ならば、多くの人が共感するような事柄について言及すれば、薄っぺらい言葉でも納得してしまうのではないか。

 

フォーラー氏のレポートの内容は以下のとおりだ。

・かなり非現実的な野望を抱いてしまうことがある

 

・外交的で愛想がよく、付き合いがいい時もある反面、内向的で用心深く、引きこもってしまうこともある。

 

・自分を素直に出しすぎてしまうのはあまり賢明ではないということを、これまでの人生経験の中から学んできた

 

・ある程度の自由や変化を好み、縛られたり制限されたりすると不満を感じる

 

・セックスの欲望をうまく適応させることができないことがあった

 

・自分に対して厳しすぎるところがある

 

・外見は自信があるように見えるけれども、心の中ではくよくよしたり不安になってしまう面がある

 

・自分の考えをしっかり持っていて、根拠なしに人の言うことを信じ込んでしまうことはないと自負している

 

・自分の中にはまだ掘り起こされていない才能が眠っている

 

・正確に多少の弱点はあるけれども、たいていはそれを埋め合わせることができている

 

・人から好かれたい、認められたいという欲求がある

いかがだろうか?何となく頭の中を覗かれたような気がしなかっただろうか?

 

いや、すでにあなたはこういう文面をある程度、見慣れていてさほど心に刺さらなかったかもしれない。それならあなたには、かなりのセンスがあると言える。賞賛しよう。

 

ただ、あなたはそう思わなくても、何も知らない一般人はそうではない。共感性の高い人、感受性豊かな人はえてして協力的で、それ故に度肝を抜かれるだろう。

 

先ほどの文章を、会話調に少し崩して言及するだけでも、かなりの効果がある。全部で12の項目を列挙したのだが、その中のいくつか、あるいは全部を覚えておいて、その場の流れに沿う形にアレンジしてみるといい。

 

たとえば、以下のように

かなり非現実な野望を抱いてしまうことがある

→○○さんは、見た感じ目標志向なところがあるよね。理想の結婚相手とかに夢みたいにあり得ないことを求めてたことがあるでしょ?

 

○○さん「ふつうの家庭でそれなりに楽しくやっていけるならそれでもいいんだけど、IT企業の若手社長と付き合って結婚したいとか思うことあるかも(笑)」

 

こんなふうに入っていけば、相手も楽しんでくれるだろう。そして、この何気ないストーリーを語り合うことが、相手との距離を縮める一つの手段になることがよくある。

 

はじめに覚えるべき内容としてはこんなものだろう。少なすぎると思うかもしれないが、これだけでも意識していれば人間関係は圧倒的に変化を遂げる。

 

大事なことは次の2つ。

ポイント

・相手が言ってほしいことを言及(共感能力)

・相手の状況に合わせた言及(編集力)

 

これだけだ。あなたの健闘を祈る。

 

 

【3章】コールドリーディング中盤

さて、ここまでくればある程度は打ち解けた雰囲気をつくれるはずだ。この先が重要になってくる。なぜ重要なのか?

 

ここからは相手の主要なテーマ、つまり内面に抱えたネガティブな部分に触れることになるからだ。そのため、成功した場合のインパクトはすさまじいものになる。(ハズしまくれば、相手の期待を裏切ることになるが)

 

「THE SCAM」やはり人類みな同類

さて、リーディングの序盤では情報収集しつつ、信頼関係をつくることに専念してきた。この段階では、相手の求める主要なテーマをあぶり出し、さらに深く拡大解釈することがゴールだ。

 

でも、やることは限られている。あなたは、THE SCAMの7つの要素と相手が求めているものをマッチングさせるだけだ。THE SCAMとは単語の頭文字を並び替えた語呂合わせである。ちなみに「scam」には「インチキ」という意味があるが、さほど重要ではない。人間のニーズは以下の7つに分けられる。

 

THE SCAM
Travel   :移動、変化(旅行)
Health    :健康
Education :教育
Sex      :恋愛、結婚
Carrier      :仕事
Ambition  :夢、理想
Money   :お金

 

または、4つに大別する「HARM」を使ってもかまわない。

 

HARM
Health   :健康
Ambtion  :夢、理想
Relation   :人間関係
Money  :お金

 

さらに、アドラーが「人間の悩みは人間関係に集約される」と言うように、人間関係につなげても大枠では遜色ない。

人間関係

 

例えば、20代後半の女性なら、「健康」や「教育」の分野よりも「恋愛、結婚」などの性の問題がテーマになる可能性が高い。

 

そうと分かれば、当てずっぽうで問いただすのだ。「今、男女の人間関係に問題をかかえているね?」と。

 

もし外しても一向にかまわない。なぜなら、コールドリーダーは何事もなかったかのように、次の言明を当てにいくだけだからだ。

 

推測をハズした
→リカバリーして再推測もしくは、さらに情報を引き出す

推測がヒットした
→拡大解釈して掘り下げていく

 

以下にリカバリーの技術と、さらなる情報の引き出し方、拡大解釈のしかたを順に示す。

 

まずは、もし外した場合のリカバリー方法からだ。

 

「リカバリー」トライ&エラー

ヒットを狙ってハズした場合は、以下のような言明ですり抜けることができる。

 

ここでは仮に、40代の女性に対して「健康について思うところがありますね?」と言って外した場合の返答例を以下に示す。

 

私は正しいが、あなたはそのことを知らない(または忘れている)

「そうか、今はまだ深刻な問題ではないから、あなた自身気にしていないんでしょう。今からでも食事に気をつけるようにしてください」

 

近いうちに私が正しいことが分かる

「なるほど、もしかしたら今は気にならないのかもしれないけど、近々思い当たることが出てくるので気を付けていてください」

 

しかし、大筋では正しい

「何も身体の健康とは限りません。精神面の健康もしかり、または人間関係に関することかもしれませんから」

 

このように、言明をハズしたことを認めずに「別に当てようとしたわけじゃないんだ」的なスタンスで、ペースを保つことがポイント。

 

つぎに、さらなる情報を引き出してヒットにつなげようと試みる。

 

「情報を引き出す」絶対につかまらない空き巣の手口

さあ、失敗をリカバリーしたら、別の要素に関心を向けていくわけだが、ここにはちょっとしたコツがあるので、それを紹介する。うまくやれば相手に気づかれずに情報を引き出すことができる。

 

じつは、僕がもっとも得意なのは、この情報を引き出すパートなのだ。僕は情報を「引き出す」のではなく、相手が自主的に情報を「献上」してくるように仕向ける。

 

バニシング ネガティブ

直訳すると「消えゆく否定」という意味である。やり方は簡単で、「~ではない?」という否定型疑問文をつかうのだ。

 

この言明はとにかく面白い。相手はこちらが質問していることに気づきにくく、もしキーワードが引っかかればヒットを生む。つまり、質問しながらヒットを狙うことができるという攻守両方を兼ね備えた万能の武器なのだ。

 

話はさかのぼるが、さきほど例にあげた、40代女性に対して「健康について思うところがありますね?」と言及してしっくりこなかった場合には、他にもっと大きな言及ポイントがあるのだと想像がつく。

 

もしかしたら家庭での家族関係に問題を抱えているのかもしれない。そう推測するとしたら、次にやることはこの仮説を証明することだ。

 

バニシングネガティブを使って情報を引き出してみよう。

実際にはこんな会話になる。

 

「ええと、最近お子さんに対して思うところがあるというわけではないですよね・・・?」

ヒットした場合
「そうなんです。つい3日前に学校のことできつく当たってしまったところなんです。あの子やればできる子なのに・・・」
「そうでしょうね。そういう感じがしていました。それに対してご主人の関わりが薄く感じるのは僕の思いちがいですかね?(掘り下げていく)」

ハズした場合
「いえ、うちは主人と2人なので子どもはいません」
「やっぱりそうですよね。お子さんがいないのに、それが問題になることはないでしょう。ただ、これからの家族関係に関して引っかかるところがあって、ご主人との間に何かあったというのは僕の気のせいでしょうか?(リカバリーしつつ、次のバニシングネガティブを投げかける)」

これがヒットした場合
「何でわかるんですか?主人が最近あきらかにあやしいんです。浮気されているんじゃないかと心配で・・・」
「やはり思ったとおりでしたね。ご主人の態度に問題があるはずです。(ここからは夫婦関係が主要なテーマになってくる)」

これもハズした場合
「いえ、主人とはいつもと変わりないです」
「そうですよね。だとしたらこの違和感は何だろう・・・。ご主人があなたにまだ言っていないことがあるような気がするのですが、気のせいでしょうか?(私は正しいがあなたはそのことを知らない→からの再度バニシングネガティブを投げかける)」

 

このような感じで当たるまで繰り返し言明することができる。もはや言明のハズレが、単なる確認にすり替わっているため、相手にとってハズレという認識がそもそもないのである。

 

ベールドクエスチョン

このテクニックはかなり効果が高く、僕自身高い信頼を置いているテクニックだ。

 

ことにベールドクエスチョンは、実際には質問しているにもかかわらず、何かの言明をしているように錯覚させる。文字通り、言明という名のベールをまとった質問というわけだ。具体的には「○○についてはあなたがよく知っている」ということを、質問したと悟られずに質問する。

 

たとえば、こんなふうに投げかける。

「○○さんからは、いつもの生活にある程度、満足できている印象を受けます。ただ100点満点というわけじゃないです。その点については、何が欠けているのか、○○さん自身が一番よく理解していることです」

 

すると、相手は脳内で思い当たることを検索し始める。ヒットしない場合はそのまま流れるが、もしヒットすると・・・

 

「そうなんです。毎日の暮らしはそれなりに楽しくて満足なんですけど、刺激が足りていないんです。何か新しいことを始めないといけないような気がしていて・・・」と情報を引き出すことになる。

 

相手が補足した情報を、あたかも初めから知っていたように錯覚させることができるのだ。

 

「拡大解釈」怒涛の展開

リーディングの精度を上げるには、細部を深く読むことが重要になってくる。

 

当然ながら、細部に気が付く人はものごとの全体を通して広く見えているのだという印象を相手に与える。リーディングを受ける相手も例の通りだ。あなたが細部の重要なテーマに気がづけば、相手は驚嘆するに違いない

 

とはいえ、拡大解釈のしかたは個人によって特徴が違い、決まったルールが存在するわけではない。なので、ここでは考え方のヒントを挙げるのみにとどめる。

 

たとえば、相手が内向的な人だったとしよう。そうすると相手はどんな性格だろうか?

 

たぶん、一人で考える時間が必要だという人が多いだろう。それはどういうことだろうか?

 

自分一人の時間がうまく取れないと、不満が溜まってくるのではないだろうか?仮にそうだったら、どんな行動をとるだろうか?

 

ある人は、周りの人間関係をすべてリセットして、人生を再スタートしたいという気持ちになる可能性がないだろうか?

 

ここまでくれば、「○○さんは、急に人生をリセットして、何もかも初めからやり直してしまいたいと思うことがありましたね?」と言及することができるようになるし、拡大解釈した過程さえもリーディングの材料として活きてくる。

 

このように自分なりでいいので、解釈を広げていくことで、相手の新たな一面を発見することができる。そして、この作業がリーディングを深く味わい深いものに変えてくれるのだ。

 

 

【4章】コールドリーディング終盤

いよいよ、リーディングも終わりが見えてきた。

 

情報収集し、相手の主要なテーマを見つけ出したら、それに対する答えを用意しよう。それが相手の望みだ。なぜかというと、当たり前の話になるが、リーディングを受ける相手はそもそも、自分では解決できない問題に対する答えが欲しいから、リーディングを受けようと思ったはずだ。

 

つまり、相手は何かしらの悩みに対するアンサーを求めている。ならば、その問題に関して解決策を示したり、自分で答えが導き出せるように希望を与えなければならない。

 

だから、多くのリーディングでは最後に未来についての「予言」をするのだ。当然、僕もそうしている。以下に、僕がよくやる方法を紹介するが、これはあなたが誰かに希望を与えるための言明になりうる。

 

「ポリアンナの真珠」未来は明るいよ

相手が言ってほしいことを述べるのが、一番効果の高いやり方である。

 

でも僕は、相手の人が「自分で努力した結果として、幸せをつかみとってほしい」というスタンスをとっている。

 

そのため、「今のところはうまくいっていないかもしれないけど、上手くいくようになるよ」という言及をする「ポリアンナの真珠」を好んで使う。

 

ただし、それには努力することが必要だし、あなたが変わる必要があるということも合わせて伝えるようにしている。

 

たとえば、こんなふうに。

「人間関係の悩みというのは、どんな人にでも付きまとうものです。○○さんの場合は、ここ1年で良くなっていきますよ。ただし、○○さんが自分を変えようとして努力し始めることが重要です。そうすると世界がガラッと変わりますよ。」

 

なんとも無責任なように聞こえるかもしれないが、そもそも責任なんてものは本人しか取れないのである。

 

だったら、相手のモチベーションを上げて、自分で解決に向かうように導いた方がその人のためになる。そのために僕は全力を尽くすようにする。迷子を見つけたのなら、元々いた場所に連れていくだけでいい。帰り道はその人自身が知っているのだから。

 

【さいごに】

さて、いかがだったでしょうか?

 

今回は、コールドリーディングについての基礎的な知識をご紹介しましたが、大まかに理解していただけたのではないかと思います。

 

まずは、さきほど学んでもらった基礎的な知識から覚えていって、実際の会話場面で使えるようになっていってください。とはいえ、いきなりマスターしてしまえるような技術ではないので、ある程度の練習が必要です。

 

練習方法については、近日べつの記事で紹介する予定なので、トップページをブックマークしておくとよいかと思います。

 

 

【追伸】僕がコールドリーディングに染まったわけ

本記事は、以前に僕が「note.mu」で有料公開していた記事です。

 

人はみな孤独だ。孤独じゃない人間なんていったいどこにいる。

 

少し、僕の昔話をします。

 

(仮名)との出会いは、とある出会い系アプリでした・・・

 

僕たちはお互いに孤独な人間同士で、繊細でひどく弱かったんです。

だから、こういうところでしか出会いを期待できない似た者同士でした。

 

説明すると長くなるし、誰かにとって有益な話でもないのですが、僕も彼女も複雑な家庭環境で育たざるを得なかったアダルトチルドレンの出身です。

 

彼女はひとりっ子で父親と生活していたのだけれど、父親はアルコールが入ると悪魔に変わるらしいく、精神的に問題がありました。

 

だから、すごく大変な思いをして18年間生き延びてきたと聞きました。

 

僕に関しては5人兄弟の長男で、父親が各々違うというちょっと変わった家系です。18歳のとき、3DKのアパートでひとり暮らしでした。

 

そんな僕が、もしくは彼女のような人間が社会で生き延びようとするなら、一人では本当に生きづらいです。

 

ある時、誰かしらの信頼を勝ち取って、ひいきにしてもらうことができれば、とたんに人生がイージーモードに突入するということを知りました。

 

実際にそうしてきました。

 

・食べものがなければ、おすそ分けしてもらった。

・家事の行き届いてないところを手伝ってくれる人がいた。

・役所と揉めたとき、味方してくれる職員さんがいた。

・つらい時には具体的な解決策を教えてくれる人がいた。

・がんばれと言って支援してくれる人がいた。

 

僕がなぜ、このような影響力を持つことができたのか。

 

それは、コールドリーディングの技術を無意識に使っていたからです。(おそらく皆さんも無意識のうちに使っているはずです。)

 

コールドリーディングは信頼を生み、人のこころをつかみ、希望を与える。

 

当時はコールドリーディングという言葉を知りませんでした。(今は手相占いと筆跡占いなら多少はできるが・・・そんなものは大したことではない)

 

話しは戻りますが、なぜこんな話をし始めたのか。事の発端はなんなのかということをはっきりさせておきます。

 

忘れもしません。

彼女が20歳の誕生日を迎えるほんの1週間くらい前、僕は愛する人を失いました・・・

 

彼女は人生のすべてに疲弊して、突然いなくなったんです。

どうすることもできませんでした。自分の無力さに絶望しました・・・

 

自分さえしっかりしていれば・・・たぶん未来は変わっていたかもしれない。そう思いたいです。

 

「そんなもの、すぐできたじゃないか!なぜやらなかったんだ!」とあなたは思うかもしれない。

 

けれど、アルコール依存症の家族を救うのは、すごく難しいです。専門職を経験した今でさえ、こういう問題はつくづく根深いと感じています。

 

あんな父親に対して「私がしっかりしないといけないんだ」って言ってました。

依存症の家庭では、よく共依存ということが起こります。

 

当時19そこらの僕には何の知識もなかったし、そこまで頑張ろうという思考すらありませんでした。

 

だから、誰かを救うためにもっと力をつけたいと思ったんです。

・人の心をもっと理解し
・何が好きで何が嫌いなのか
・その人らしさとは何なのか
・望みのありかはどこか
・何で悩んでいるのか
・どうすればもっと幸せになれるのか

 

こういう「人の心」を理解して、未来の明るい展望を見せる力さえあれば、いくらでも人を助けられたんじゃないかと思います

 

そう思ってからというもの、取りつかれるように自分のすべきことをやり始めることになったのです。

 

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ふじ

(元)経験年数4年のメンタル系作業療法士。パーソナルカウンセリング・コーチングの経験を経て独立。現在、自由人。「個人が自由に生きる」ことをテーマに、メンタルの整え方や心理系スキルについての発信をしています。

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